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えっちゃんとアニマルウェルフェア

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先日、中華バイキングで「口内を熱傷させる食べ物ベスト3」である、
・小籠包
・春巻き
・蒸し饅頭
をフーフーせずに連続で食べてしまい、ずっと口元の表情がひょっとこタイムな本川です。

さて、今回は少しエシカルノーマルから離れて、エシカルの中の1つである「アニマルウェルフェア(動物福祉)」について書きたいと思います。

アニマルウェルフェアとは簡単に言うと、
「人が利用する動物に必要以上の苦痛を与えるべきではないとする考え方」
のこと。
さらに強硬な価値観としてアニマルライツ(動物の権利)があり、これは食肉をはじめ毛皮(ファー)の使用やペットの飼育といった、人間中心の動物利用全体を許容しない(激しめ)

日本独特の価値観に「動物愛護」というものがあるが、これは「ちょっと浅いのでは?」って議論になることも多く、対象となる動物を「かわいい」「かわいそう」と思えるかどうかに大きく左右される。
(犬猫保護の活動は支持されるけど、虫や爬虫類は相手にされなかったり、イカや魚の活け造りは問題視されなかったり)

「日本はヨーロッパなどに比べてアニマルウェルフェアが遅れてる」なんてよく言われますが、この辺りを未来を担う子どもたちにどう教えるか?って、けっこう難しいですよね。

子どもの「〇〇飼いたい!」は、罪深いのか?


最近は夏というのもあって、「生きもの大好き!」な四女(小2)と休みの日には川に行ってカニやエビを捕る・・という生活をしています。

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僕のTシャツには触れないでください


決まって「持って帰って飼いたい!」っていつも言うのですが、今までは大した説明もせずに「ダメだ」って言ってたんですよね。

それは、
犬やネコなど、人間とパートナーとして長年生きてきた動物や、使役動物(牛や馬や羊)は遺伝子レベルで人間と共存出来るようになってるらしいけど、それ以外の生き物は基本飼育に向いていないとされていて、
例えるなら紙飛行機が「飛んでる」ように見えて「ゆっくり落ちている」だけなのと同じで、「飼ってる」のではなく「ゆっくり殺している」とも言えるから。

無邪気な子どものお願いといえど、親として「飼っていい(ゆっくり殺していい)よ」とは中々言えなかったわけです。

だけど、最近考えるのは人の幸せも人それぞれなように、動物だって「自由だけどいつ天敵に食べられてしまうかもしれない自然環境」よりも、「多少の不自由があっても天敵もおらず毎日ご飯が食べれて可愛がってもらえる保護環境」の方が幸せな個体もいるかもしれない(人間なんて圧倒的に後者の方が多いですよね)と。

だとしても大前提「愛情」が必須なわけですが、飼う前に「一生愛情を持ってお世話できるか?」なんて、大人が永遠の愛を誓っても30%は守れない中で、子どもにその誓いをさせても酷ですよね。
子どもはまず「好奇心」から生き物を飼いたくなることが多いと思うのですが、飼った後は「母性」「支配欲」など様々な心理が複雑に発生します。
そのどれもが人間的だし、どれもが学びなので、親があまり先回りして小難しいことを教えたり、誘導すべきではないのかもなとも思います。

何より僕自身が小さいころから生き物が大好きで、特に水辺の生き物については自宅の前の道路を塞いでいくつもバケツを並べてミズカマキリやタイコウチ、ゲンゴロウなどを飼いまくっていました。
当然たくさん死なしてしまいました・・

結論

現時点の僕の結論ですが、
「飼う責任」や「愛とは何ぞや」みたいなところを根気強く伝えていくしかないのかなと。
「餌をあげる」「一緒に遊ぶ」など、明るく楽しい行為だけを享受させ、「水換え」や「死んでしまった時の処理」など、面倒だったり後ろ暗い行為は親がする・・では何の学びもない。

僕の実家の近くには未だに野良猫や野良ヌートリアに餌を毎日あげてるおっちゃんがいるのですが、それは「明るく楽しい行為」だけを享受し、それ以外の責任を全く負わない卑怯者だと僕は思います。
でもそう思うには一定の経験値が必要だとも思います。
おっちゃんは、今までその経験値をもしかしたら誰かに取り上げてこられた人なのかもしれない。
死なせてしまった時の罪悪感や悲しみ、後悔も、1人の人間としては大切な経験であり、考えるきっかけ。
「その死んだ生きものは人間の経験のための犠牲なのか」
と考えるとそれが正しいとも思えませんが、
「幸せに生きられる動物の総量を増やすこと」
がアニマルウェルフェアならば、知識だけでなく体験を通してそれを考えられる人間が増えなければならない。


初めて小さいカニとエビを持って帰った翌日、水槽に水草を買って入れたり丁寧に水を作ったりして細心の注意を払いましたがエビが2匹死んでいました。
悲しそうに水槽の前から動かない四女。
「全部死んだらえっちゃんも死ぬ」
と言いながらも、一緒に庭に埋めました。

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あ、四女の名前は「えっちゃん」です

残ったエビに今まで以上に愛情をかけるえっちゃんを見て、少し安心したパパでした。
いつかアニマルウェルフェアやエシカルについて、一緒に話せるようになったらいいな。

エビチリ食べながら(やめとけ)

最後のオチとして、一緒に川に行った時に三女(小6)が「川に入るので汚れてもいい服ない?」と聞いてきたので「汚れてもいい服」を貸してあげた時の写真と、

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「さすがにこれは恥ずかしいわ」と言って上に1枚着てさらに恥ずかしくなってしまった写真を貼っておきます。

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