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ダブルバインドで身動きが取れなくなる前に

僕は自分が2人ほしいと思ったことは一度もない(たぶんウザ過ぎる)のですが、「腕が4本ほしい」とは毎日思ってるんですよね。

チャーハン炒めながら麺もゆがきたいし(ギリ2本でもいけるやろ)、
爪を切りながら鼻毛も抜きたいし(どっちかミスりそう)、
自分の髪を乾かしながら犬の毛も乾かしたい(急にアイドル)。

あともし僕が外科医で腕が4本あったら、ダンヴァンタリ(初めて外科手術を行ったとされる4本腕の医神)の化身としてもてはやされると思うんです。

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「医神」ってTシャツ着させたい


ただ、ここで問題があるんですよね。
「腕が4本あっても僕の脳ではそれぞれに正確な命令を出せるワケがない」ってことです。

動かせるパーツが増えても、司令塔は1人。
つまり、便利さよりも脳の負荷だけ増えてストレスで病んでしまう未来がそこにはある。

ここで思い出すのが、ムカデの寓話です。
ウサギか鹿かカエルに(忘れた)、「どうやって100本の足を順番に動かしているの?」と聞かれたムカデが考え込んでしまい、歩けなくなるって話。

普段は無意識にうまくやれてたのに、
「正解はどうなんだろう?」と考え始めた瞬間、硬直する。
それが今回のテーマ、「ダブルバインド」の入り口です。
(それはセンチピードやろ!ってツッコミは一旦ご遠慮ください)


1)「正解を選べ」と言われながら、選んだら怒られる世界

ダブルバインドって聞くと難しそうですが、日常にめちゃくちゃ潜んでます。

例えば、妻に「何が食べたい?」と聞かれる
最高の瞬間。

でも、いざ「カツ丼!」って言うと
「それは無理」と。

逆に、妻の気持ちと冷蔵庫の中身を鑑みて、
「何やったら作れるん?」と聞くと、
「それが浮かばんから聞いてるねん」と。

そして沈黙。
正解がわからずお腹が減ったまま立ち尽くすのみ。

仕事でも同じことがよく起きますよね。
「自主的に動けよ。でも勝手にやんなよ」

もはや哲学の授業で出てくる問題
「好きにやれ」という言葉には、
「好きの範囲を勝手に超えるなよ」という裏条件が隠れている。

じゃあ相談したら怒られないのか?
そう思って事前に確認するとこう言われる。
「自分で考えろ。いちいちそんな事で時間取らすな」

確認しても怒られ、
確認せず動いても怒られる。
その瞬間、僕らはこう判断する。
「動かないのが一番安全かな」

結果、考える意味が失われるんですよね。
「考えてもメリットがない世界」になると、人は当然考えなくなる。
それを見て上司はこう言う。
「最近の若い子は自分で考えない」

・・いやいや考えた結果、「考えないほうが正解」になっただけなのよ。

ダブルバインドは、人を止める。
止まった人は、次に「言われた事だけやります」って指示待ちモードに入る。
すると今度は、主体性がないと怒られる。

腕4本欲しいけど、結局どの腕も動かすと怒られる。
なら腕はいらん。ムカデも歩かん。
そういう話です。

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「ハゲが目立たないパーマをあててください」というダブルバインド

2)エシカルノーマルが直面してきたダブルバインド

ここからが本題。
エシカルでビジネスやってると、ダブルバインドの沼がしょっちゅう現れるんですよね。

僕たちは「環境と健康に徹底的に配慮したハウスクリーニングチェーン」エシカルノーマルって会社をやってるんですが、

  • 「家族に害のない洗剤を使ってほしい」
  • 「でも料金は安いほうがいい」
  • 「(やさしい洗剤を使っても)労働時間はなるべく短くしたい」
  • 「でも給料はもっと上げて欲しい」

って矛盾を孕む要望が社内外から聞こえてきます。
どれも本気の要望だし、もちろん大事にしたい声。
でも同時に満たす方法は、普通に考えると存在しないんです。

人にも環境にも徹底的に配慮した上で、プロのクオリティ。
そんな夢の洗剤・手法は、どうしても他社より高くなりがち。
一般的な価格に合わせようとすると利益が削られる。
そのしわ寄せは現場のスタッフに向く。
だから無理してたくさん現場をこなしてもらわないと赤字になる。
でもそれはエシカルマインドと矛盾する。

じゃあ利益を確保するために価格を上げると?
「そうなると他社に頼むかも…」
という声が出る。

理念やソリューションに共感してくれてても、財布の事情も現実。
誰も悪くないダブルバインドですよね。

結論としてはエシカルノーマルは開業以来、2回値上げをしました。
利益は「続けるための燃料」
燃料が尽きたら、理念は誰にも伝わらないまま霧散する。

エシカルを守りたいなら、
そのエシカルが生きられる環境(=健全な利益)を守らないといけない。

これは、利益を優先してるんじゃなくて、理念を死なせないための順番整理です。

たとえるなら、
火事現場で子どもを背負って走るために、先に大人が酸素マスクをつけるみたいな。
「先につける=自分が第一優先」じゃなくて、
「後で守りたい対象があるから先につける」。

選んだ方が「優先」なんじゃなくて、
守りたいものに対しての必要な順番なだけ。

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娘に「愛してるよ」と伝えながら裸に落書きさせるダブルバインド

3)エシカル民が陥るダブルバインド:完璧にやりたい罠

エシカルに向き合えば向き合うほど、日常においてもダブルバインドが増えてきますよね。

  • 温暖化なんとかしたい
  • だから当然CO2減らしたい
  • 自分の行動に罪悪感持ちたくない
  • でも出張先まで飛行機に乗りたい

この瞬間、自分の中で裁判が始まる。
「これってノットエシカル?」

「北海道まではさすがに陸路では・・」と言いたい。
でもエシカルに共感が強い人ほど、自分を責めやすい。
(事実エシカルノーマル役員は徳島から北海道まで15時間以上かけて新幹線と電車乗り継いで行ったりします💦)

「完璧にできないなら、何もしないほうがマシじゃ?」
と考えてしまうことが多くあります。

でもここが落とし穴ですよね。
この思考になると、エシカルが「行動」ではなく「縛り」になる。
「エシカルであろう」とすること自体がしんどくなっていくんです。
善意の思考が「苦しくなるほどの道徳」に変わってしまうなんて、悲しいですよね。

だから思うのです。
エシカルは、完璧主義と相性が悪い。

完璧にやろうとした瞬間、ムカデみたいに歩けなくなる。
本来は一歩で十分なのに、「100歩先の正義」を見ようとしてしまうから苦しくなる。

だから僕は、「後エシカル」がちょうどいいと思ってます。
後から振り返った時に「あ、結果的にやさしい選択だったのかな」と思える選択を増やす。
動機はなんでもいいんです。
「安いから」「近いから」「気楽だから」でもいい。
その行動が結果的にエシカルなら、それは立派な一歩。

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存在がダブルバインド

4)じゃあダブルバインドからどう抜ける?

結論、抜け道は「理由と言葉」にあるかなと。

  • 条件は先に言う
  • 選んだ理由をセットで置く
  • 100点は目指さず、やり直せる設計にする

つまり、僕らが守るのは「正解」じゃなくて、
説明できる理由

エシカルもビジネスも、
「なぜこの順番で守るのか」が説明できれば、それは裏切りではない。

「続けるために、この部分で利益を出してます」
「ここは環境を優先するために、こういう制度にしてます」

と、説明できるかどうか。

エシカルノーマルでも
「僕たちは原則下見には行きません。移動にはCo2が出るし、人件費が余分に発生するとどこかにそれを転嫁しないといけなくなるので。お手数をおかけしますが、エアコンの品番か写真を送ってくださいますか?」
とお客さまを「エシカル共犯関係」にしてしまいます。

このバランスを0・100じゃなく、バランスを見て順番で決めていけばいいのではないかと。

そしたら自分を責める時があったとしてもその対象が「判断材料」に対して、になる。
完璧じゃなくていい。「軸」があればいい。

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飲む側なのか飲まれる側なのかというダブルバインド

まとめ:ムカデに謝って終わりたい

腕が4本ほしい僕も、
歩けなくなるムカデも、
「正解を探しすぎる生き物」なんだと思います。

「どれが正しいんやろ」と考えすぎると、動けなくなる。
ダブルバインドにハマると、「選んだら怒られる未来」ばかり見えるようになる。

でも、日常でもビジネスでも、
僕らが選べるのは「完璧な正解」じゃなくて、
説明できる理由を持った選択だけ。

その選択が、後ろから振り返った時に
「自分は選べる範囲の中でエシカルを選んだ」
と思えたら、それでいいじゃないと。

ダブルバインドに飲まれず、
完璧主義に縛られず、
今日の一歩を選んだ自分を、少しだけ信じてみる。

最後にひとことだけ。
ムカデさん、歩き方を聞いてごめん。
でも、あなたと同じように考え過ぎて止まってしまう僕たちのことも、
「尊いなw」
って笑って許して欲しい。

今日もとりあえず、一歩ずつ。

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足が絡まって大変なのに「笑顔!」と言われるダブルバインド

やっぱり最後はエシカルな仲間募集!

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商品・サービスがコモデティ化してきたことで、ビジネスには今まで以上に「社会的視点」が必要になってきたんだと感じています。

ハウスクリーニング業界をエシカルがノーマル(普通)な業界に改革しようとしているエシカルノーマル。

FC募集を始めて2年ちょい(現在25店舗)、「月に1店の限定募集!」という緩やかな感じで、2026年3月までに30店舗を目指しています。

「新しいことに挑戦したい!」
「どうせならもっと世界を良くする仕事を!」
と考えてるあなたへ、「ぜひ仲間になってください!」と言いたい。

実際に声に出すわけではないですが、言いたい。
こっちばっかり言うの恥ずかしいのでそっちから早く言ってきてください。

ご興味がある方はFC向け事業説明動画を見てください!

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