【エシカルノーマル公式】 環境に優しいハウスクリーニング

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エシカルノーマル誕生のきっかけ

皆さまあけましておめでとうございます!

温暖化を超えて「地球沸騰化」元年と言われた2023年。 年末年始は極力CO2を出さぬように、外に出ず、むしろ布団から出ずダラダラ過ごすことにフルコミットしたいと思っています。

さて、エシカルノーマルを創業して3回目の新年を迎えました。 当初思い描いていたスピード感とはほぼ遠い現在地ではありますが、少しづつアライアンス企業が増えて来たり、7ヶ月前から一次募集を開始したフランチャイズ加盟店が8店になり、皆さまをはじめとしてたくさんの応援者のおかげでなんとか光が見える新年を迎えられたことに感謝いたします。

今回は記念すべきメルマガ第一弾&新年1発目の皆さまへのご挨拶ということで、詳しくエシカルノーマルの成り立ちを語りたいと思います。 どうせ三箇日は布団でゴロゴロしてるでしょうから(失礼)、長文ですが読んでいただければとても嬉しいです。

「ハウスクーニングで環境問題に本気で挑む!」 と決めたのはコロナが本格化する少し前のことでした。

ある時から抱いた違和感

2015年からハウスクリーニング事業を始め、受注ベースで7000台以上のエアコンを、2000軒のお宅の水回りをクリーニングしてきました。

始めた当初は右も左もわからず、師匠に教えられた通りに洗ってきました。

師匠はその道15年のベテランで、どんなガンコな汚れでも手際よくピカピカに仕上げる正に【職人】でした(カッコよかった!)

 でもよく咳をしていて、「最近、目が見えにくい」とこぼしていました。 弊社スタッフも時々、会社に帰ってきては「今日は防毒マスクを持って行くの忘れてお風呂クリーニングで死にかけました」とか、「洗剤が腕にかかってただれちゃいました」とか言うんですよね。 「そんなに強力な洗剤や薬剤なんだなー」と思いながらも「まぁプロの使う洗剤が家庭用より強いのは当たり前か・・」と安易に考えていました。

 それから数年は日々の忙しさにかまけてそれ以上は深く考えないようにしていたんですよね。
 正直に言うと「ここを掘ってしまうと仕事のやり方を大きく変えてしまわないといけないかも。利益率下がるかも」とか考えていました。
  だけどメインで作業していた社員が結婚して、子どもが生まれて、幸せそうな顔を見ていると「これからも今のやり方のまま仕事をさせていていいのか・・」と考えるようになって、やっぱり気になって調べ始めたのでした。

調べ始めたらやっぱりヤバかった

まず「ハウスクリーニング 健康被害」と検索してみましたが、やっぱりこの世は資本主義社会。

「ハウスクリーニングして家をキレイに保たないとこんな健康被害があるよ!」

みたいなのばっかり上位に上がってきて、「ハウスクリーニングすることによる健康被害」は出てこない。

そりゃそうですよね。 お金払ってキーワード買ったり上位検索に出てくるようにSEO対策したりするのは営利企業です。
これはどんな検索をしてもそうですが、真っ先に目に入ってくるのは誰か(多くは企業)にとって都合のいい情報ばかり。

なのでナチュラルクリーニングという分野でハウスクリーニングをされている人の話を聞いたり、薬品に詳しい化学系の企業に勤める専門家を訪ねて聞き込みしたりしました。

結果、驚きの話が山のように聞けました。

20年ほど前に「買ってはいけない」という主に危険な食品添加物について書かれた本が大ベストセラーになりましたが(その後「買ってはいけないは買ってはいけない」って本が出たりして物議を醸しましたねw)、それをなぞると正に「洗ってはいけない」という書籍を上梓しなければならないような話でした。

一例を挙げると、

  • 様々なクリーニング業界の中でもハウスクリーニング業界が最も劇薬を使っている
  • 一番健康被害を受けるのは施工する本人(作業者)、次に依頼者(お客さん)
  • (洗剤・薬剤を)丁寧に、しっかり洗い流せばお客さんへの健康被害は回避できるが、最近はスピード重視、件数重視に傾倒してきてるのでできていない業者が多い
  • 資格もいらない、やろうと思えば誰でもすぐに始められる職種だけに無知な業者が多い(悪意すらない)
  • 国が規制すべきだが追いついていない(工場排水は厳しいが一般家庭にはゆるい)

などなど。

正直、まず自社のスタッフたちにそんなに危険な洗剤・薬剤を使って今まで仕事をさせていたのかと戦慄が走ったし、ちゃんと濯いでるとは言えお客さんへの健康被害も心配になりました。

そして更に思考は進みます。 「そんな劇薬を排水して、水生生物や環境に影響はないんだろうか?」

時は2020年。

世はコロナで大混乱、しかし同時にESGやSDGsという言葉が一般的になり、エシカルやサステナブルといった言葉を日々耳にするようになった頃でした。

エシカルなハウスクリーニングを作ろう!

個人的に僕の心に火をつけたのはひょんなことからでした。

「新御堂」と呼ばれる大阪の幹線道路を車で走っている時に、目の前の車の運転手が窓からマクドナルドのゴミを投げ捨てている場面を目撃したのです。

「うわーまだこんなヤツおるんや・・最低やな」 と思いましたが、その人の心理を想像するとおそらく「自分の車の中はキレイにしておきたい」と思っていて、「その外の世界(道路)は自分には関係ない世界」って考えているのかなと。

要は『自分事と思えるスペースが極端に狭い人』なのかなと思ったのです。 と同時に、「もしかしてハウスクーニングも同じマインドかもしれない。お客さまの家をピカピカにするために、その外の世界(環境)を汚しまくっているじゃないか」と思い至りました。 途端にその運転手への嫌悪感がブーメランで自分に返ってきて、自分の事業が恥ずかしくなって「辞めようかな」と考えました。

しかしすぐに「大阪の片隅で小せぇ会社が1つなくなっただけでは何も解決しない。どうせなら解決できる方向性で考えてみよう」と思い直しました。

とは言え自分だけで解決できるような小さな問題ではない。 そう考えた僕はハウスクーニング業界で特に付き合いも長く、業界への危機感が近しい仲間であった中島圭一郎と七田伸也、倉垣勝史の3人に連絡を取り、

「このハウスクリーニング業界の現状をどうにか変えられないかな?」

と発言したところ、3人とも同じ課題感を持っていたようで

「めちゃくちゃやりたい!やろう!すぐ!!」

とその場でアホみたいに盛り上がって、翌年には会社を作ってしまいました。 それが(株)エシカルノーマルです。

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