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ESG時代のビジネスとは、制約と誓約だと思う

「制約」だらけ

僕はマンガが大好きで今まで3万冊以上読んできましたが、もちろんHUNTER×HUNTERも愛読書の1つです。

中でも念能力のロジックが好きで、「制約と誓約」によって念能力を強化することができるという概念は秀逸ですよね。

日常生活でも意味なく
「トイレの使用回数を1日3回までと決めることによって楽天ポイントが貯まる」
みたいな制約を課したり、それを家族に誓約したりしています。

僕が経営するエシカルノーマルというSDGs時代のハウスクリーニングチェーンは、正にこの制約と誓約で念能力を強化しているように思うのです。

使用する洗剤・薬剤をエシカルなものに代えるだけではなく、
「全ての経済活動を10Rというオリジナルのブランドプロミスに則って行います」
という『制約』を課しています。

どれだけ安くてめちゃくちゃ楽にきれいになる洗剤があったとしても、それが劇薬であれば絶対に使わない。

ユニフォームや道具はリユース品だったりサステナブルなメーカーのものしか使わない。使い捨てのものも買わない。

お客様の家に行く時もEV(電動自動車)、移動距離が長い郊外でもせめてハイブリッド車。

などなど、普通のハウスクリーニング会社だったら絶対にない制約が多々ある。
挙げだしたら枚挙にいとまがない(超面倒くさい)

そしてこの『制約』を誰も知らないところで勝手にやってるのではなくて、社会に『誓約』しています。

そして誓約へ・・

HPでもSNSでも現場でも、「私たちは自分たちにこう言う制約を設けているので、こういうことはやりません」と誓約しています。

例えばエアコンクリーニングなどのご依頼をいただく際に、「下見には来ないの?」と聞かれることがありますが、エシカルノーマルは原則下見はしません。

実際一般的なハウスクリーニングの現場でも下見はそこまで必要ではなく、下見に行く時はだいたい

①経験値が低く、設置場所や機種によってできないものがあるから不安なので見ておきたい
②下見で「ここも汚れてますね!同じ日にやらせていただけるなら〇%オフしますよ!」というアップセルがしたい
③エアコン本体の販売や工事もやっている会社はクリーニングよりそっちの方が儲かるので、下見の時に売り込みたい

などの理由であることが多いです。

エシカルノーマルが下見をしない理由は
①移動が増えると二酸化炭素排出量が増えるから
②実質売上が上がらない(無理な押し売りをしないので)下見時間のコストは、スタッフに無理を強いるか価格に転嫁するかの2択しかないから
の2つ。
要は「エシカルじゃないから」です。

下見を断るどころかお客様に「エアコンの写真を撮って送ってください」とお願いすることもあります。
日本のサービス業における「ホスピタリティの観点」で言えば、褒められた行為ではありませんよね。
もちろん僕たちもホスピタリティマインドはありますよ?
むしろお盛んにあります。

しかし、ホスピタリティよりも上に「エシカル」があり、それを体現するための制約(10R)があり、社会にそれを誓約しているため、その価値観を丁寧に説明し、共感いただいたお客様にはご協力いただいています。

また、2023年5月から第一次FCオーナーの募集を始めているのですが(9ヶ月で9店加盟)、そこでFC加盟検討される方にとって大きな壁となるのが『車両』の問題です。
エシカルノーマルを始めるなら原則としてEV(基本は中古車)を用意しなければならず、それが金銭的にも物理的(品薄)にもけっこうなハードルになります。

普通のハウスクリーニングFC本部なら「荷物さえ載せれればなんでもいいですよ!」と言えるところを、エシカルノーマルの本部は言えない。
僕自身、「なんでこんなに制約が多いんだ!誰だこんな制約を作ったのは!」とよく憤っています(自分です)

そんな中、先日こんなご依頼をいただきました。

「長らく空けていた鎌倉の実家を丸々クリーニングして欲しい。家族にはアレルギー体質の者もいて、どうしてもエシカルノーマルさんに依頼したい」

関東進出は進めてはいますがまだ常駐できているわけじゃないので、日程も合わずで最初はお断りしようとなったのですが、
「渡航費も宿泊費も出すからエシカルノーマルにやって欲しい」
と熱烈に仰っていただき、結果として徳島の役員がEVに載ってフェリーで東京まで行き、そこから鎌倉まで走って1泊2日、20万の見積もりでクリーニングさせていただいたのでした。
地元の業者に依頼したらおそらく5、6万だったと思います。

心苦しく思いましたが、大満足のメッセージをいただきホッとしました。

このお客様は、正にエシカルノーマルの制約と誓約に惚れ込んで
「ここしかない!」
と思ってくださったのだと思いました。

念能力は「ストーリー」だと思う。

「下見に行かない」も、過去に下見を断ったお客様からご紹介が来て、「あななたちのこだわりを聞いてお願いしたいと思ったのよ」と仰っていただいたこともありました。
EVの件もきっとこれからFC加盟してくれる方たちが、お客様や周りの人たちに「最初からこんなハードルがあって、諦めかけたんだよー」とってエピソードとして語ってくれるんだろうと思います。


ブランドとは「これをする」よりも「これをしない」という側面にその輝きがあると言います。

確か20数年前ですが、経済成長著しい中国にハイブランドが一斉に出店する中、ポールスミスだけが出店しない理由を聞かれて社長がこう答えていました。
「あの国の文化レベルではまだ、ブランドのロゴが大きければ大きいほど売れるからだ」
僕はブランドに興味ないのですがその一言で「カッコいいな。買うならポールスミスかな」と単純なので思った記憶があります。

「経済成長のためなら何をしてもいい」
「経済合理性最優先で」
という資本主義の奴隷だった数百年を経て、SDGsやESGといった言わば
「地球のために社会のために自らを律することができる人間、企業に変化していかなければならない」
というところに社会は流れ着きました。


「便利なら売れる」
「安ければ売れる」
「その2つに当てはまらなくてもマーケティングの力で衝動的に売る」

という時代から、
「この商品は私らしいのか」「本当に必要なサービスか」
を考え、そして『買い物は投票』の言葉の通り、「その会社を応援したいのか」によって消費がなされる時代に変化しつつあります。

そんなこれからの時代のビジネスの本質は「ストーリー」であり、「制約と誓約」によって強化されるのは、念能力ではなく共感と称賛を呼ぶ「ストーリー」なのだと思います。


エシカルノーマルはハウスクリーニングを通じて世界をエシカルにしていくことが理念です。

きれいごとで きれいにしよう

のタグラインは、その制約と誓約そのものと言えると思います。

エシカルノーマルももうすぐ設立して3年。
アウトサイドインど真ん中のソーシャルビジネスですが、こんなソーシャルビジネスが日本中、アジア中でスケールして王道のサービスになっていく夢を一緒に追いかけてくれる仲間を募集しています。

「どうせハウスクリーニングするならエシカルノーマルに頼もう!
と思ってくださる方、
「この仕事をやりたい!」と思ってくれるスタッフ、FCオーナーも、
「ゆるーく仲間に入れて欲しい」って方には「ペンギンズ」と呼ばれるエシカルコミュニティもあります!

まずはメッセージください。
お待ちしております~

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