THE FOUNDERS OF THE ETHICAL NORMAL
地域課題解決を事業とする会社を経営する中、ハウスクリーニング業をスタート。帰社するスタッフが発する「今日は洗剤が腕にかかってただれちゃいました」「お風呂掃除で毒ガス発生させてしまって吸い込んじゃって声が出ないです」にショックを受け、試行錯誤しながら環境やスタッフ、そしてお客さまのご家族すべてにやさしい新しいハウスクリーニングを確立。業界のチェンジメーカーを目指す、株式会社エシカルノーマルのCEO。
時代に合わせた変化が苦手だったという職人肌の株式会社エシカルノーマルのCTO。が、劇薬を使い続けるハウスクリーニング業界に未来はないと、現在はSDGs時代へのシフトに本気で取り組む。きっかけのひとつは、自身が子どものころに遊んでいた野山や川に、子どもを連れていったときのこと。「美しかった川は濁り、生き物の種類も明らかに減っていました。気候変動・環境汚染を目の当たりにした衝撃が今の自分のモチベです」。
エシカルノーマルのCMOは元々プラごみも出さず、環境配慮をしていたタイプ。エシカルノーマルという選択肢を多くの人に知ってほしいと使命感に燃える。「幼い頃からアトピーで辛そうな兄妹を見てきました。兄妹のような苦しみを和らげるお手伝いが、エシカルノーマルでできれば」と語りつつも、同時に「エシカルノーマルが歩む道は大切だけれど大変。面倒で非効率」と現実も…。「それでも私には目指したい社会があるんです」。
『子どもに貧乏な想いはさせない』と懸命に働く母の背を見て育った、エシカルノーマルのCSO。親となった今、同じように子どもに一所懸命働く姿を見せる日々を送るが、娘の「未来の街を描く」という宿題に衝撃…。「7歳ですが、描いたのは海に沈んだ街でした」。以来、一所懸命働くことに加え、「未来は希望に満ちている」と見せていくことも親の仕事と定め、エシカルノーマルを通じて幸せな未来を創っていくことを心に決めた。
エシカルノーマルのアドバイザーで、普段は空気・水・土に含まれる有害物質や、目に見えない“環境”を数値化する仕事を企業・行政から請け負う調査会社の経営者。信条は「地球を救うための最小単位は個人である」と「できる事を、できる人が、できるときに行う」。「地球を救うのも個人。負荷をかけているのも個人です。個人が出す汚染負荷を減らせば世界はもっとよくなるかも」と、エシカルノーマルへの協力にコミットする。
エシカルノーマルのアドバイザーで工学博士。京都大学・豊橋技術科学大学・横浜国立大学研究員等を経て、現在は横浜国立大学発のベンチャー企業・環境資源システム総合研究所の所長として、環境や化学物質安全に関する企業の問題/課題解決に取り組む。「クリーニングで使う薬剤も様々。人・ペット・生態系を支える生き物の健康を考えていく必要があります。科学的な視点からクリーニングをエシカルに転換するお手伝いをします」。