僕は今年50歳になるのですが、社会に出たばかりの若かりし日に想像した50歳って、高級なスーツを着て会社の偉いさんになってて、もちろん自分の家族を築き、マイホームで悠々自適に過ごしてるんだろうなぁと思ってたんですよね。
まぁそうなってる部分も一部ありますが、現実としては
老眼でカップラーメンのお湯のラインが見えなくて入れ過ぎ、
体験型ワークショップで肩を組む時に五十肩が痛過ぎて変な声が出、
アイドル?のなんとか坂46?とかは半分同じ顔に見え、
「こんなダンス流行ってるやろ?」とおどけても、娘に「いつの話?」と鼻で笑われ、
「エアコンが臭い」とクリーニングの依頼をした横で妻に「あんたの枕の方が臭いで」と言われ、
残尿が軽微だっただけで1日が誇らしい気持ちになる、

など、実に恥の多い人生を送っているわけです。
(同窓会で慰め合いたい)
そんな同年代の皆さまに朗報なんですが、日本人って50歳前後が幸福度の底らしいです。
つまり今、僕のように「なんか人生しんどいな」「満たされへんな」「思ってた50歳と違うな」と感じていても、統計上はむしろ正常運転なのですw
幸福度ってU字カーブを描くらしくて、若い頃は可能性に満ちているし、年齢を重ねると少しずつ現実も見えてくるし、責任も増えるし、体力も減るし、「あれ、自分ってこんな感じやったっけ?」みたいな時期が一回来る。

でもそのあと、また幸福度は上がっていくらしい。
しかも面白いのは、この現象が「エイジング・パラドックス(加齢の逆説)」と呼ばれていて、先進国でも発展途上国でも、人種や文化圏を超えてかなり共通して見られる傾向らしいこと。
つまり、「歳を取ったら幸せになれない」というより、人間という生き物そのものが、ある時期を境に「幸せの感じ方」を変えていくのかもしれません。
これ、かなり希望あるデータだなと思いませんか?
ただ、ここにはコツがあるらしくて、今日はその話を書いていきたいと思います。
幸福度を上げるコツの1つ目は、「参照点を下げること」らしいです。
参照点というのは、「これくらいあるのが普通」という、自分の中の基準のこと。
例えば、
もっと広い家じゃないと。
もっと稼がないと。
もっと評価されないと。
もっと自由じゃないと。
みたいに、参照点がどんどん上がっていくと人は永遠に不足感の中で生きることになる。
人間って怖いもので、年収1000万になっても慣れるし、いい家に住んでも慣れるし、SNSでめちゃくちゃ褒められても数日後には普通に不安になりますもんね。
脳みそって、新しい幸せに秒で適応するんです。
アップデート速すぎるスマホみたいなもん。
実際、プレジデントオンラインの記事でも、「50代以降は参照点を低くすることが幸福度に影響する」と紹介されていて、60代70代になって急に価値観を変えるのは難しいから、50代くらいから意識的に参照点を調整することが大事だと書かれていました。
例えば、
「家のお風呂狭くて足伸ばされへんわ〜」じゃなくて、「毎日お湯に浸かれるだけでだいぶありがたいよな」と思えるか。
「仕事だるいな」じゃなくて、「50歳のおっさんが毎日社会に必要とされてるだけで凄いぞ」と思えるとか。

もちろんこれは、「向上心を捨てろ」という話ではなく、ただ人間って比較を始めると終わらないじゃないですか。
しかも厄介なのが、自分より上を見続けるだけじゃなく「自分より下を探して留飲を下げる」みたいな方向にも簡単に流れてしまうでしょ。
でも自分より下を見つけて安心する癖って、実はかなり危険なんだと思うんですよね。
一瞬だけ気持ちはラクになる。
でもその思考回路って、結局ずっと「誰かと比較する脳」を鍛え続けている状態だから、幸福感は安定しない。
マウントって、筋トレみたいにどんどん負荷上がっていくんですよね(経験者談)
昨日より少し強い相手を探し続けないと満足できなくなるというか。
だから幸福って、「誰より上か」より「今あるものをどれだけ感じられるか」に近い気がしています。
足るを知るってやつですね。
そしてもう1つ。
僕はこれがかなり大事だと思っているんですが、人間って「少しだけ胸を張れる生活」をしている時、幸福度が上がる気がしています。
ここで大事なのは、「すごく胸を張れる」じゃない。
「少しだけ」です。
高級車に乗るとか、タワマンに住むとか、何万人に認められるとか、そういう派手なものではなくて、
「ああ、自分そんな悪い生き方してへんな」
と思える感覚。
これが、年齢を重ねるほどじわじわ効いてくるんですよ。
僕自身、エシカルノーマルを始めてから「私生活も少しづつ変えていこう」と考えるようになり、幸福度は上がっている気がしています。
まだ洗剤変えるとかマイボトル持ち歩くとか使い捨てを少し減らすとかのレベルですが、その行為が人にもペットにも水にも働く人にも、僅かでも負荷を減らせてると思うと、ちょっと誇らしいじゃないですか。

恥の多い人生の、恥を減らすことは難しくても、ちょい誇れる方向に自分の仕事や生活を少しずつ寄せていくことで、「自分の人生、悪くないじゃないか」と思える瞬間が増えていく。
これって、かなり幸福に直結する感覚なんじゃないかと思っています。
ただ、ここで難しいのがエシカルって意外と勇気がいるということ。
心理学や倫理学で「道徳的勇気」という言葉があるんですが、これは簡単に言うと「不利益を受ける可能性があっても、自分が正しいと思う行動を選ぶ力」のこと。
いじめを止めるとか、不正を告発するとか、分かりやすい例もあるけど、もっと日常レベルでも存在しています。
みんなが使い捨てを選ぶ場面で、「いや、自分はなるべく減らしたい」と言うこと。
便利だけど、「でもこれ、誰かに負荷押しつけてないかな?」と考えること。
空気的には黙ってたほうが楽だけど、「これって本当に持続可能なんかな」と口に出すこと。
こういうのって、全部ちょっと勇気がいりますよね。
浮くかもしれないし、面倒くさい人と思われるかもしれないし、「そこまでせんでも」と言われることもある。
だからエシカルって、「まずは知る」という知識の問題の次に、「道徳的勇気」の問題が出てくるんですよ。

ただ、ここでめちゃくちゃ大事なのが「正義感だけで走ると人は壊れる」ということ。
SNSでもよくありますが、「正しさ」を持った瞬間、人って攻撃的になりやすいですもんね。
「自分が正しくて、相手が間違っている」と思い込んでる人って、客観的に見て最強の傍若無人ですもんね。
あれって多分、自分の正義を維持するための燃料を「怒り」から取ろうとしている状態なのかなと思います。
だからエシカルを長く続けるには、コツがいるのかなと。
まず1つ目。
そうじゃない他者を攻撃しないこと。
これ、本当に大事。
確かにエシカルを学べば学ぶほど、世の中の矛盾が見えるようになります。
でも、人間なんて全員どこか矛盾してるじゃないですか。
環境を守りたいと思いながら車乗るし、健康気にしながら夜中にポテチ食べるし、SDGsって言いながらAmazon翌日配送押すじゃないですか。
僕もそうです。
だからエシカルって、「完璧な人になる考え方」じゃなくて、
「昨日の自分より少しだけマシになる考え方」くらいに捉えるとちょうどいいと思うんです。
誰かを許せない時は、きっと自分が許されてきたことを忘れてる時です。

そして2つ目。
逃げ道を持っておくこと。
これもめちゃくちゃ重要です。
お化け屋敷って僕は非常口があるから入れるし、
空中ブランコって下に網がないと練習すらできないですよね。
人間って「最悪ここから逃げられる」と思えるから挑戦できるんだと思います。
エシカルも同じ。
全部完璧にやろうとすると、絶対に潰れる。
だから、
マイボトル忘れた日はペットボトル買う。
疲れてる日は無理しない。
全部オーガニックにできなくても、自分なりに少しずつやる。
この「網=セーフティーネット」を自分で持っておく。
たぶんなんでも長く続く人って、気合い・根性がある人じゃなくて、「自分が壊れない設計」が上手い人なんだと思います。
だから僕は最近、エシカルって「地球や他者のために我慢する思想」ではなくて、「自分が少し好きな自分で生きるための技術」なんじゃないかと思っています。
環境を守るとか、未来世代のためとか、もちろんそれも大事なんだけど、結局のところ人間って、「自分の人生をどう感じるか」で幸福度がかなり変わるし、結局そういうのがないと続かない。
少しだけ胸を張れる。
少しだけ後ろめたさが減る。
少しだけ、自分のことを嫌いにならずに済む。
たぶんエシカルって、その積み重ねなんだと思います。
「世界を変える!」と気張るより、自分の幸福にちゃんと目を向ける。
だから僕はエシカルって案外、利己的とは違うけどめちゃくちゃ人間くさい思想なんじゃないかと思うんですよね。
と言うことで、幸福度の高い人生とさらに向き合うために、
ここ数年で落ちて来過ぎている瞼(後天性眼瞼下垂)を上げてもらえる目薬を処方してもらいに行ってきます。

商品・サービスがコモデティ化してきたことで、ビジネスには今まで以上に「社会的視点」が必要になってきたんだと感じています。
ハウスクリーニング業界をエシカルがノーマル(普通)な業界に改革しようとしているエシカルノーマル。
FC募集を始めてもうすぐ3年(現在27店舗)、「月に1店の限定募集!」という緩やかな感じで共感いただける仲間を募集しています。
「新しいことに挑戦したい!」
「家族に胸を張れる仕事がしたい!」
「どうせ時間を使うなら、もっと世界を良くする仕事を!」
と考えてるあなたへ、
「ぜひ仲間になってください!」と言いたい。
実際に声に出すわけではないですが、言いたい。
こっちばっかり言うの恥ずかしいのでそっちから早く言ってきてください。
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